居酒屋崎じぃ、更新担当の中西です。
さて今回は
~釧路の海産物~
ということで、2025年春〜初夏にかけての釧路近海における海産物の旬や漁獲状況、現地の食文化とのつながりを、深く掘り下げてご紹介します。
海とともに生きる街が誇る、“春から初夏の旬”を味わう
北海道・釧路。
太平洋に面したこの港町は、日本有数の漁港都市として、古くから多種多様な海の幸で人々の食卓と経済を支えてきました。
その釧路にも、2025年の春が訪れ、海の中にも季節の移ろいが表れています。
✅ 2025年春~初夏、釧路沖の漁模様【漁獲・出荷の最新傾向】
🔹 漁業者の声:「回復の兆し」が見え始めた年
2024年まで続いた記録的不漁と海水温上昇の影響で、
釧路の沿岸漁業にも大きな打撃があった中、2025年春は比較的水揚げが安定しているとの声が聞かれています。
特に好調なのは以下の3つ:
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サクラマス(春マス):脂乗りの良さと身質が非常に良好
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ホッケ:例年よりも大ぶりな個体が多く、干物需要も拡大中
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ヤナギダコ(柳ダコ):近年の高騰傾向に対し、漁獲は順調
✅ 今、釧路で旬を迎えている主な海産物【2025年春〜初夏】
① サクラマス(3月下旬〜5月中旬)
春の釧路を代表する魚といえば「サクラマス」。
ヤマメが海に下り、再び川を目指す途中で釣れるこの魚は、桜が咲く時期に旬を迎えることからその名が付きました。
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今年は例年よりも水温が低く、脂の乗りが良好
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刺身・塩焼き・味噌漬けなど、料理法も多彩
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高級寿司店やホテルへの引き合いも増加傾向
👉 注目: 釧路市内の「和商市場」や「釧路フィッシャーマンズワーフMOO」でも新鮮な生サクラマスの取り扱いあり。
② ホッケ(4月〜6月)
北海道の定番魚・ホッケも、春から初夏がまさに旬。
近年は道内各地で漁獲量が減少していますが、釧路ではやや回復傾向にあると言われています。
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身が厚く、脂がのった特大サイズが人気
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地元では「ちゃんちゃん焼き」「ホッケの煮付け」も定番
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干物業者では輸出向けの需要も増加中(主に台湾・香港)
③ 柳ダコ(ヤナギダコ/通年・4〜6月が美味)
柔らかく甘みのある身が特徴のヤナギダコ。
実は釧路では非常に評価が高く、地元民からも“幻のタコ”と呼ばれるほどの人気食材です。
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鮮度が良ければ刺身でも◎
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吸盤がぷりっとしていて食感が抜群
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地元の居酒屋では「柳ダコの唐揚げ」や「柳ダコの酢の物」が人気メニュー
④ 生ウニ(バフンウニ)【6月以降本格化】
春から初夏にかけて、徐々に漁が始まり、6月下旬〜7月にピークを迎える生ウニ(特にバフンウニ)は、道東のグルメの象徴。
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濃厚な甘みとクリーミーな舌触り
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釧路から少し北の厚岸・根室エリアでも高品質なウニが水揚げ
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活きたまま出荷されることもあり、鮮度が命
👉 釧路の寿司店では、解禁直後に「バフンウニ握り」が名物になります。
✅ 海産物を通じて見える「釧路の暮らしと文化」
釧路では、海産物は単なる“商品”ではなく、地域の暮らしと切り離せない生活の一部です。
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学校給食に釧路産ホッケの塩焼きが出る
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釧路港では漁船が帰港する様子が日常の風景
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朝に獲れた魚がその日の夕方には食卓に
そして何より、「魚が美味しい時期」を知っている地元民の食べ方が本当に魅力的なのです。
✅ 今後の注目:2025年夏〜秋に向けての動き
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秋刀魚(サンマ):近年は不漁が続いているが、今年は回復の兆しありとの予測
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秋鮭(アキアジ):9月以降に向けて、回帰量が安定傾向にあるとの声
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昆布・ホタテ:道東産ブランドとして輸出需要が引き続き堅調
✅ 釧路の春は「海が教えてくれる旬」がある
釧路の海産物は、季節によって表情を変えます。
そして、今まさに迎えている2025年の春〜初夏は、命のエネルギーがあふれ出す“旬の季節”です。
観光でも、グルメでも、地元の市場でも。
「旬を知ること」=「海と暮らす町を知ること」になります。
釧路に来るなら今がチャンス。
食べて、見て、感じて、北海道・釧路の“海の恵み”を全身で味わってみませんか?
