第12回居酒屋雑学講座

皆さんこんにちは!

居酒屋崎じぃ、更新担当の中西です。

 

さて今回は

~カスタマーハラスメント~

ということで、飲食店におけるカスハラ具体その背景、現場適切対応方法、そして支えについて掘り下げ解説ます。

 

 

お客様神様」きた接客文化。しかし近年、この言葉不当要求暴言行う顧客=カスタマハラスメント(カスハラ)増加し、飲食業界では深刻問題ってます。スタッフ離職原因なり、店舗持続可能性かしかねせん。







1. カスタマハラスメントは?


定義(厚生労働ガイドラインより)



顧客から著しい迷惑行為で、従業就業環境悪化させる行為」



飲食店よくられる事例




  • 土下座要求、鳴りつけ、人格否定




  • 商品わざとし「無料にしろ」迫る




  • 混雑ミス理由執拗クレーム繰り返す




  • 女性スタッフセクハラ、SNS晒し








2. カスハラもたらす影響




  • スタッフ心身疲弊・離職特に新人若手多い)




  • 接客低下萎縮・過剰防衛)




  • 職場雰囲気悪化助け減る)




  • 風評リスクSNSなど一方評価)








3. 背景ある要因




  • SNS時代の「炎上脅し」文化




  • 少子高齢によるサービス人材余裕




  • 過剰な“お客様第一主義”名残




  • コロナによる顧客ストレス・余裕








4. 店舗できる対応


1)対応マニュアル整備




  • クレーム対応手順化(第一報→上司対応→記録)




  • 感情巻きまれない対応言葉準備




2)「毅然とした接客」教育




  • 申し訳ありません」ではなく「応えできかねます」訓練




  • 一線たらマネージャー介入




3)記録・証拠残す




  • 会話メモ、録音(適法範囲で)、監視カメラ映像




  • トラブル報告書ルール




4)店舗掲示・ステッカー活用



従業暴言・暴力・迷惑行為厳正対応ます」



事前牽制で“抑止効果”期待れる







5. 対応企業責任




  • 暴言・暴力刑法上の侮辱罪・暴行罪・脅迫該当する可能性あり




  • 企業労働契約上の「職場環境配慮義務」




  • 労働基準監督弁護士連携図る体制構築重要








6. 顧客満足従業保護両立




  • 顧客第一」ではなく「正当顧客従業両方大切する




  • 接客尊厳守ることが、結果顧客満足高める




  • スタッフ心して働ける環境が“笑顔接客”生む









飲食業におけるカスハラ問題は、現場だけなく経営全体揺るがす課題です。しかし「毅然とした対応」「予防明文化」「記録共有」徹底することで、働く誇り尊厳守ることできます。

第11回居酒屋雑学講座

皆さんこんにちは!

居酒屋崎じぃ、更新担当の中西です。

 

さて今回は

~物価高騰~

ということで、飲食店直面いる具体な「物価高騰影響」と、それに対抗するための「実践経営対策」多角解説ます。

 

2023以降、エネルギー価格・原材料費・人件すべて上昇おり、飲食業界にとってかつてない経営環境変化訪れています。物価高騰は、仕入れ価格だけなく、単価、集客、オペレーションコスト影響ています。







1. 原材料高騰もたらす経営インパクト


主要食材価格上昇傾向




  • 小麦粉:ウクライナ情勢30%以上値上げ




  • 食用油:パーム高騰、輸入コスト上昇




  • 牛肉・魚介類:世界需要漁獲制限による価格止まり




  • 野菜類:天候不順による供給不安定




結果として




  • 原価上昇(30%→35~40%も)




  • 利益圧縮による経営悪化




  • メニュー一部廃止価格改定検討








2. 光熱費・物流上昇




  • ガス・電気料金上昇による厨房コスト




  • 冷蔵・冷凍保管コスト増大




  • 物流費・燃料上昇納品コスト増加




  • 配達アプリ手数料(デリバリー依存増)圧迫








3. 人件上昇人手不足




  • 最低賃金全国引き上げ(2024平均1000超)




  • 人手不足による人件高騰




  • 労働時間短縮(働き改革)による回転低下








4. 顧客動向変化




  • 消費者節約志向まり




  • 外食頻度減少 → テイアウト・冷凍食品移行




  • 価格感度」上昇 → 値上げによる離反リスク








5. 飲食店とる対策戦略


1)メニュー見直し




  • 原価低い食材活用した“重視”構成




  • 限定メニュー導入によるコントロール




  • 食材ロス削減前提したポーション調整




2)価格改定価値訴求




  • 値上げは「理由説明」+「付加価値強調」重要




  • セットメニュー・小鉢追加など満足強化




3)業務効率DX




  • タブレット注文、QR決済、厨房自動化人件削減




  • 食材在庫見える化、クラウド発注管理導入




4)ルート見直し




  • 地元食材切替(輸送コスト削減)




  • 業務スーパー、仕入れ、生産連携などルート開拓




5)ピート重視マーケティング




  • LINE公式アカウントSNS関係構築




  • サブスク形式(月額定食、ドリンクパス)導入









物価高騰時代において、飲食店は「単にコスト下げる」ではなく、「価値設計し、提供仕組み変える」こと求めています。時代変化を“逆風”ではなく“変革チャンス”捉える視点が、これから飲食経営不可欠ですが、当店はお客様に最大限喜んでいただける価格とサービスをお届けします。


 

 

画像添付を忘れました…

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GWについてとおすすめ

地酒の福司酒造
4月20日蔵開き
たれ口酒入荷しています。
数量限定にてご提供中です。

4月のお休みは8日火曜日のみでした。

ゴールデンウィークは休まず営業致します。
ミンククジラは部位が増えて、赤身・潮ふき・ほほ・かのこ・ハツの5点セットでご提供中です。

仙鳳趾産牡蠣は当店の通常サイズより1サイズ小さい物を入荷出来る様になりましたので、少しお安くご提供中です。

他にも季節食材の行者にんにくもあります、当店では天ぷらと松前漬け和えを、ご提供中です。

第10回居酒屋雑学講座

皆さんこんにちは!

居酒屋崎じぃ、更新担当の中西です。

 

さて今回は

~居場所~

ということで、居酒屋が“心の居場所”となる理由や、現代社会で果たす役割を、心理学や地域文化の視点も交えて深く掘り下げてみたいと思います。

 

一杯の酒とひとつの会話が、人を救う夜もある


「今日もお疲れさま」
そんなひと言を交わすだけで、少し心が軽くなる。
居酒屋には、料理や酒だけではない、人の心を解きほぐす力があります。


忙しい日常の中で、
人間関係の疲れや孤独感にふと押しつぶされそうになるとき、
誰かの笑い声が、あたたかい灯りが、
ちょっとした“心の避難所”になることがあります。







✅ 「居場所」とは何か?


「居場所」とは、ただ体が“居る”場所ではなく、心が“在る”場所のこと。



心理学的な定義では




  • 安心感がある




  • 自分らしくいられる




  • 否定されない、受け入れられている感覚がある




人は、学校でも職場でも、家庭ですら“本当の自分”でいられないことがあります。
そんなとき、誰にも怒られず、干渉されず、でもちょっとだけ気にかけてもらえる場所それが「居酒屋」なのです。







✅ なぜ居酒屋が“心の居場所”になるのか?


1. 誰かと繋がれる“ゆるいつながり”の場


現代社会は、「つながっていそうで孤独な時代」。
SNSで繋がっているのに、本音は言えない。
職場では肩書きや上下関係がつきまとう。


でも、居酒屋ではどうでしょう?





  • 初対面でも隣の客と乾杯することがある




  • 店主や常連が「久しぶり」と声をかけてくれる




  • 名も知らぬ人との何気ない会話が、深く心に残ることもある




強制されない“つながり”こそが、安心を生むのです。







2. 自分を解放できる“ゆるさ”がある


居酒屋は、ネクタイを緩める場所。
言いにくかった言葉も、お酒の力を借りて出てくることがある。





  • 愚痴をこぼしても誰も咎めない




  • 泣いても笑っても許される空気がある




  • 静かに一人飲みをしても、誰も邪魔しない




そこにあるのは、評価される自分ではなく、素の自分でいられる時間







3. “いつもの店”があるという安心感


「常連になる」ということは、その場所に自分の“席”があるという感覚を得ること。





  • 注文を言わなくても好みの酒を出してくれる




  • 「今日どうだった?」と、さりげなく聞いてくれる




  • 変化に気づいてくれる人が、そこにいる




これは、家庭でも職場でも得られない“第三の居場所”とも言える存在です。







✅ 居酒屋が果たす「社会的な役割」


居酒屋は単なる飲食店ではなく、地域のコミュニティハブでもあります。






























機能 具体例
情報交換の場 地元のイベント、求人、悩み相談などが自然に集まる
世代を越えた交流 若者と高齢者、外国人と日本人など、多様な人が混ざる
メンタルケアの代替 「一人で抱え込まない」仕組みが自然にできている
商売のきっかけ 地元企業同士のつながり、アイデアの種が生まれることも



👉 実際に、“居酒屋発”のプロジェクトや地域再生の事例も全国に広がっています。







✅ 一杯の酒が、人生を変えることもある




  • 仕事に疲れ果てた夜、店主の笑顔に救われた




  • 隣の席の人と意気投合して、新しい仕事が決まった




  • 一人飲みしていたら、いつの間にか友達ができていた




そんな“小さな奇跡”が、全国の居酒屋で毎日起こっています。
居酒屋には、人間らしい交流が生きているのです。







✅ 居酒屋が心の居場所であり続けるために


現代はコロナ禍や働き方の変化などにより、「居酒屋離れ」が進んだ時期もありました。
それでも、人は人と語り合うことでしか癒されないことがある


だからこそ、居酒屋は今も、そしてこれからも
「ちょっと疲れたときに立ち寄れる、心のコンビニ」のような存在であり続けてほしいと思います。







✅ 「誰かが待ってくれているかもしれない場所」


居酒屋は、単なる“飲む場所”ではありません。
そこには、一人ひとりが“居てもいい”と思える理由がある





  • 一杯の酒が、心の扉を少し開いてくれる




  • 隣に誰かがいてくれるだけで、安心できる




  • 誰かの言葉で、また明日を頑張ろうと思える




そういう“心の居場所”を提供できるのが、居酒屋という文化なのです。


だから今日も、
誰かにとっての「帰り道の灯り」でありたい。

第9回居酒屋雑学講座

皆さんこんにちは!

居酒屋崎じぃ、更新担当の中西です。

 

さて今回は

~釧路の海産物~

ということで、2025年春〜初夏にかけての釧路近海における海産物の旬や漁獲状況、現地の食文化とのつながりを、深く掘り下げてご紹介します。

 

海とともに生きる街が誇る、“春から初夏の旬”を味わう


北海道・釧路。
太平洋に面したこの港町は、日本有数の漁港都市として、古くから多種多様な海の幸で人々の食卓と経済を支えてきました。


その釧路にも、2025年の春が訪れ、海の中にも季節の移ろいが表れています。







✅ 2025年春~初夏、釧路沖の漁模様【漁獲・出荷の最新傾向】


🔹 漁業者の声:「回復の兆し」が見え始めた年


2024年まで続いた記録的不漁と海水温上昇の影響で、
釧路の沿岸漁業にも大きな打撃があった中、2025年春は比較的水揚げが安定しているとの声が聞かれています。


特に好調なのは以下の3つ:





  • サクラマス(春マス):脂乗りの良さと身質が非常に良好




  • ホッケ:例年よりも大ぶりな個体が多く、干物需要も拡大中




  • ヤナギダコ(柳ダコ):近年の高騰傾向に対し、漁獲は順調








✅ 今、釧路で旬を迎えている主な海産物【2025年春〜初夏】


① サクラマス(3月下旬〜5月中旬)


春の釧路を代表する魚といえば「サクラマス」。
ヤマメが海に下り、再び川を目指す途中で釣れるこの魚は、桜が咲く時期に旬を迎えることからその名が付きました。





  • 今年は例年よりも水温が低く、脂の乗りが良好




  • 刺身・塩焼き・味噌漬けなど、料理法も多彩




  • 高級寿司店やホテルへの引き合いも増加傾向




👉 注目: 釧路市内の「和商市場」や「釧路フィッシャーマンズワーフMOO」でも新鮮な生サクラマスの取り扱いあり。







② ホッケ(4月〜6月)


北海道の定番魚・ホッケも、春から初夏がまさに旬。
近年は道内各地で漁獲量が減少していますが、釧路ではやや回復傾向にあると言われています。





  • 身が厚く、脂がのった特大サイズが人気




  • 地元では「ちゃんちゃん焼き」「ホッケの煮付け」も定番




  • 干物業者では輸出向けの需要も増加中(主に台湾・香港)








③ 柳ダコ(ヤナギダコ/通年・4〜6月が美味)


柔らかく甘みのある身が特徴のヤナギダコ。
実は釧路では非常に評価が高く、地元民からも“幻のタコ”と呼ばれるほどの人気食材です。





  • 鮮度が良ければ刺身でも◎




  • 吸盤がぷりっとしていて食感が抜群




  • 地元の居酒屋では「柳ダコの唐揚げ」や「柳ダコの酢の物」が人気メニュー








④ 生ウニ(バフンウニ)【6月以降本格化】


春から初夏にかけて、徐々に漁が始まり、6月下旬〜7月にピークを迎える生ウニ(特にバフンウニ)は、道東のグルメの象徴。





  • 濃厚な甘みとクリーミーな舌触り




  • 釧路から少し北の厚岸・根室エリアでも高品質なウニが水揚げ




  • 活きたまま出荷されることもあり、鮮度が命




👉 釧路の寿司店では、解禁直後に「バフンウニ握り」が名物になります。







✅ 海産物を通じて見える「釧路の暮らしと文化」


釧路では、海産物は単なる“商品”ではなく、地域の暮らしと切り離せない生活の一部です。





  • 学校給食に釧路産ホッケの塩焼きが出る




  • 釧路港では漁船が帰港する様子が日常の風景




  • 朝に獲れた魚がその日の夕方には食卓に




そして何より、「魚が美味しい時期」を知っている地元民の食べ方が本当に魅力的なのです。







✅ 今後の注目:2025年夏〜秋に向けての動き




  • 秋刀魚(サンマ):近年は不漁が続いているが、今年は回復の兆しありとの予測




  • 秋鮭(アキアジ):9月以降に向けて、回帰量が安定傾向にあるとの声




  • 昆布・ホタテ:道東産ブランドとして輸出需要が引き続き堅調








✅ 釧路の春は「海が教えてくれる旬」がある


釧路の海産物は、季節によって表情を変えます。
そして、今まさに迎えている2025年の春〜初夏は、命のエネルギーがあふれ出す“旬の季節”です。


観光でも、グルメでも、地元の市場でも。
「旬を知ること」=「海と暮らす町を知ること」になります。


釧路に来るなら今がチャンス。
食べて、見て、感じて、北海道・釧路の“海の恵み”を全身で味わってみませんか?


 

 

ミンク鯨



鯨春
ミンク鯨が水揚げされました❣️
当店は赤身、潮ふき、ほほ肉の3点セットでご提供中です

年明けからシーズンオフ中の仙鳳趾の牡蠣はまだ入荷の見込みがありませんので、ご了承ください
(予定ではゴールデンウィークあけには入荷出来る見込みです)

第8回居酒屋雑学講座

皆さんこんにちは!

居酒屋崎じぃ、更新担当の中西です。

 

さて今回は

~居酒屋の歴史~

 

1. 居酒屋の起源:江戸時代の「居続け酒」


居酒屋という言葉が初めて文献に登場するのは江戸時代中期とされています。当時、酒は「酒屋」で販売されていましたが、本来は持ち帰り(量り売り)が主流で、その場で飲むことは想定されていませんでした。


しかし、ある時期から客が「ちょっとその場で飲ませてくれ」と頼み、酒屋の軒先で酒を飲むようになります。これが「居続け酒(いつづけざけ)」と呼ばれる習慣です。このスタイルが徐々に広まり、やがて「酒屋の中で腰を据えて飲む」ことが定着し、現在の居酒屋の原型となっていきました。


この「居る(その場にとどまる)」という行為と「酒屋」が合わさって「居酒屋」という言葉が誕生したのです。







2. 江戸庶民の社交場としての居酒屋


江戸時代の後期になると、町人文化が発展し、庶民の娯楽や社交の場としての居酒屋の重要性が増していきます。小皿料理とともに燗酒を提供するスタイルが人気となり、職人や商人、旅人たちが立ち寄る憩いの場としてにぎわいを見せました。


この時代の居酒屋には、現在のようなメニューはなく、「煮込み」「焼き物」「漬物」などの簡単な肴(さかな)が主でした。座敷やカウンターといった空間も徐々に整備され、「気軽に一杯」文化が形づくられていきます。







3. 明治〜昭和初期:居酒屋の近代化


明治時代になると、西洋文化の流入とともに、日本の飲酒文化にも変化が現れます。ビールやウイスキーの登場により、飲み物のバリエーションが広がり、居酒屋も和洋折衷のメニューを取り入れるようになっていきました。


また、女性が店主を務める「女将(おかみ)」文化も根付いていき、地域密着型の個人経営居酒屋が増加します。昭和初期になると「赤提灯」と呼ばれる簡易な居酒屋が都市部に広がり、戦後の復興期にはサラリーマン文化とともに、再び居酒屋が市民の憩いの場として脚光を浴びるようになります。







4. 現代の居酒屋:チェーン展開と多様化


1990年代以降、居酒屋業界は大きな変革期を迎えます。「和民」「白木屋」「鳥貴族」などの大手チェーンが全国展開し、低価格・均一料金・メニューの多様化により、若者や女性客も取り込む形で大衆居酒屋文化が成熟していきました。


一方で、個人経営の「こだわり系」居酒屋や、昭和レトロを再現した空間演出を行う店舗なども人気を集め、「懐かしさ」と「新しさ」が共存する形で現代の居酒屋文化は進化しています。


さらに、2020年以降の新型コロナウイルスの影響で「オンライン居酒屋」「個室型」や「テイクアウト居酒屋」といった新たなスタイルも生まれ、時代に即した柔軟な形で変化を続けています。







5. 居酒屋が映し出す日本人の心


居酒屋は、単なる飲食の場ではなく、日本人の「間(ま)」や「和(わ)」の文化、集団とのつながり、語らい、息抜きといった精神性が反映された空間です。ときに店主との会話に癒され、ときに見知らぬ隣人との出会いが心を温める――そんな居酒屋の在り方は、日本社会における人と人との距離感を象徴しています。







結びに:変わり続けるけど、変わらない場所


どれだけ時代が変わっても、人々が一杯の酒を酌み交わし、心の距離を縮める居酒屋という場の本質は変わりません。これからも、居酒屋は日本人の心を映す鏡として、文化とともに歩み続けることでしょう。


 

第7回居酒屋雑学講座

皆さんこんにちは!

居酒屋崎じぃ、更新担当の中西です。

 

~水商売の由来~

ということで、なぜ「水」という言葉が使われているのか?その歴史的背景や、言葉の変遷について詳しく解説していきます♪

 

「水商売(みずしょうばい)」という言葉は、日本の社会で広く使われています。キャバクラやホストクラブ、バー、スナックといったナイトビジネスを指す言葉として定着していますが、その名前の由来を深く知っている人は意外と少ないかもしれません。







「水商売」という言葉の由来とは?


「水商売」という言葉の起源には諸説ありますが、主に以下のような説が有力とされています。



① 「水のように流動的な商売」説


江戸時代から明治時代にかけて、「水のように一定しない商売」として「水商売」という言葉が使われるようになったという説があります。




  • 客の気分や景気によって売上が大きく変わる

  • 一時的に繁盛しても、すぐに衰退することがある

  • 店や従業員の入れ替わりが激しい


こうした不安定な性質を持つ商売であるため、「水のように形を変え、流れていく」ことから「水商売」と呼ばれるようになったと言われています。



② 「水を扱う仕事」説


もう一つの説は、単純に「水を扱う仕事」が語源だというものです。居酒屋や料亭、茶屋など、客に飲み物を提供する仕事は古くからあり、これらは水や酒を商う仕事だったため、「水商売」と呼ばれるようになったと言われています。


特に、江戸時代には水茶屋(みずちゃや)という商売がありました。水茶屋は、旅人や庶民に水やお茶を提供する場でしたが、次第に女性が接客する形の店も増え、現在の「水商売」の原型になったと考えられます。



③ 明治時代の作家・井上青海による命名説


明治時代の作家であり評論家の 井上青海(いのうえ せいかい) が「水商売」という言葉を使い始めたという説もあります。


彼は明治時代の商売を以下の3種類に分けました。




  1. 堅実商売(農業・製造業など、長期的に安定する仕事)

  2. 不安定商売(株取引・ギャンブルなど、浮き沈みが激しい仕事)

  3. 水商売(劇場・飲食業など、人気や景気によって大きく左右される仕事)


彼がこの「水商売」という言葉を用いたことで一般的になったと言われています。特に、飲食業や芸妓、遊女といった職業は景気の影響を受けやすく、「水のように形を変える仕事」として「水商売」と呼ばれるようになったと考えられます。







水商売の歴史と発展


江戸時代:茶屋・遊郭の時代


江戸時代には、すでに現在の水商売の原型がありました。特に「茶屋」や「遊郭(ゆうかく)」がその代表です。




  • 茶屋 … 女性が接客をする場で、単なるお茶を飲む場所以上の社交場だった。

  • 遊郭 … 遊女(ゆうじょ)が客をもてなし、豪華な宴が開かれた。


江戸時代の吉原遊郭などは、水商売のルーツといえるでしょう。



明治・大正時代:カフェーの登場


明治時代になると、文明開化とともに西洋文化が流入し、「カフェー」と呼ばれる洋風の店が登場しました。女性が給仕をする「カフェー」は、現代のキャバクラに近い形態を持っていました。



昭和時代:クラブ・キャバレーの流行


戦後になると、日本経済が発展し、クラブやキャバレーが流行しました。高度経済成長期には、銀座や六本木などで豪華なナイトクラブが次々と誕生し、水商売は「一流の社交場」としての地位を確立しました。



平成・令和時代:多様化する水商売


平成以降、水商売はさらに多様化し、キャバクラ、ガールズバー、ホストクラブ、コンカフェ(コンセプトカフェ)などが登場しました。現在では、SNSを活用した営業や、ライブ配信での接客など、新しい形の水商売も生まれています。







「水商売」のイメージの変遷


かつては「不安定な商売」「一攫千金を狙う職業」として見られがちだった水商売ですが、近年では「接客のプロフェッショナル」としての評価も高まっています。特にホステスやホストの世界では、会話術や人間心理の理解が求められ、ビジネススキルとしても応用できる要素が多いのです。


また、ナイトワークに対する偏見も減少し、働き方の一つとして受け入れられる傾向にあります。しかし、一方でトラブルやリスクも伴うため、適切な知識と心構えが必要です。







まとめ:水商売の名前の由来とその意味


「水商売」という言葉は、




  • 水のように流動的な商売だから

  • 水を扱う仕事だったから

  • 明治時代の評論家・井上青海が分類したから


という複数の説があります。


そして、その歴史を辿ると、江戸時代の茶屋や遊郭から、現代のキャバクラやホストクラブまで、日本の社交文化の一端を担ってきたことがわかります。


今後も時代とともに変化しながら、新しい形の水商売が生まれていくことでしょう。あなたがもし水商売に興味を持っているなら、その歴史や背景を理解した上で、賢く活用することが大切です。


 

第6回居酒屋雑学講座

皆さんこんにちは!

居酒屋崎じぃ、更新担当の中西です。

 

 

第6シリーズ:居酒屋の未来


テーマ: 新しいスタイルの居酒屋が登場!


 

 

 

時代とともに居酒屋のスタイルも進化しています。



かつては「仕事帰りに立ち寄る飲み屋」として親しまれてきた居酒屋ですが、近年は デジタル化の進展、個性的なテーマ居酒屋の登場、健康志向の広がり、エンタメとの融合 など、新しいトレンドが生まれています。



では、未来の居酒屋はどのように進化していくのでしょうか?


これからの居酒屋で予想される新しい楽しみ方 をご紹介します!








1. デジタル化の進化でスマートな居酒屋へ


 

 

テクノロジーの進化により、居酒屋業界でもデジタル化が急速に進んでいます。


タブレット注文、AIレコメンド、ロボット配膳 などが導入され、よりスムーズで快適な居酒屋体験が実現されるでしょう。





① タブレット注文とデジタルメニューの普及


 

すでに多くの居酒屋で導入されている タブレット注文システム ですが、今後はさらに進化すると予想されます。





  • メニューの写真や動画で料理のイメージがわかりやすく表示

  • お客さんの好みに合わせたおすすめメニューを提案

  • 多言語対応で訪日観光客にも使いやすい


タブレット注文は スタッフの負担を減らし、お客さんがストレスなく注文できる ため、今後ますます普及していくでしょう。





② AIがメニューを提案!パーソナライズされた居酒屋体験


 

AI技術の発展により、お客さんの過去の注文履歴や好みに応じて最適なメニューを提案するシステム も登場するかもしれません。



例えば…




  • 「前回は焼き鳥と日本酒を頼まれましたね。今日はおすすめの新メニューをご紹介します!」

  • 「寒い季節には熱燗と相性の良いおつまみはいかがですか?」


まるで 専属の飲み会プランナー のように、AIがその日の気分やシチュエーションに合わせたメニューを提案してくれる時代が来るかもしれません!





③ ロボット配膳&自動調理システム


 

すでに一部の居酒屋では、配膳ロボット が導入されています。


今後は、ロボットが料理やドリンクを運び、無人化が進む可能性もあります。



さらに、自動調理マシン を活用した居酒屋も登場するかもしれません。


AIが調理時間を管理し、職人の技を再現するロボットが作る「職人級の焼き鳥」 なんてことも!?








2. テーマ型居酒屋の進化!新しい交流の場に


 

 

近年、「コンセプト居酒屋」や「テーマ型居酒屋」 の人気が高まっています。


アニメや映画、ゲーム、スポーツなど、特定の趣味を共有できる場所 として進化を遂げているのです。





① アニメ・映画・ゲームをテーマにした居酒屋


 

アニメや映画の世界観を再現した居酒屋が登場し、ファン同士の交流の場として人気を集めています。



例えば…




  • 人気アニメのキャラクターをモチーフにしたカクテル&フードメニュー

  • 映画の名シーンを再現した内装&BGMで没入感アップ!

  • ゲーム好きが集まる「eスポーツ×居酒屋」スタイル


こうしたテーマ型居酒屋は、単なる「飲みの場」ではなく 趣味を通じて新たな出会いや交流が生まれる場所 になっています。





② スポーツバー&居酒屋の融合


 

スポーツ観戦をしながらお酒を楽しめる「スポーツバー型居酒屋」も増えていくでしょう。





  • 大画面スクリーンで試合を観戦しながら乾杯!

  • サッカー、野球、オリンピックなどのイベントごとに特別メニューを提供

  • 地元チームのファンが集まる「応援居酒屋」


こうした新しいスタイルの居酒屋は、共通の趣味を持つ人々が自然と集まる空間 を生み出します。








3. 健康志向&ノンアル文化の広がり


 

 

① ヘルシーメニューが増える!?


 

近年の健康ブームにより、「ヘルシー居酒屋」が増加する可能性があります。





  • 低カロリー&低糖質のメニュー(ヘルシー焼き鳥、サラダ系おつまみ)

  • オーガニック食材を使った居酒屋

  • ヴィーガンやグルテンフリー対応のメニュー


お酒を楽しみながら 健康にも配慮できる居酒屋 が増えていくかもしれません。





② ノンアルコール居酒屋の誕生?


 

「お酒を飲まない人でも楽しめる居酒屋」も今後注目されるかもしれません。





  • ノンアルコールカクテルが充実

  • ノンアル×ペアリング料理を提供する居酒屋

  • お酒を飲まない人でも「居酒屋の雰囲気」を楽しめる


飲酒の選択肢が広がることで、幅広い層が気軽に居酒屋を楽しめる時代 になっていくでしょう。








まとめ:未来の居酒屋はもっと楽しく、もっと便利に!


 

 

未来の居酒屋は、テクノロジー、コンセプト、多様性 など、さまざまな要素が組み合わさって進化していくと考えられます。



AIとデジタル技術でスマート注文&配膳



趣味やスポーツをテーマにした新しい交流の場



健康志向やノンアル文化の広がりで、より多様な人が楽しめる空間に




「ただ飲むだけの場所」から、「人と人がつながる特別な空間」へ。



居酒屋の未来は、ますます 楽しく、便利で、個性的なスタイル へと進化していくことでしょう!



 

 

以上、第6回居酒屋雑学講座でした!

次回の第7回もお楽しみに!